当ブログでは、塗装の膜厚についてよく語っておりますが・・・

もうちょっと分かり易く具体的に説明したいとおもいます。

下の画像が膜厚計です。

IMG_0787a.jpg

今の表示は99.8ミクロンとなっておりますが・・・

これがベースの鉄板・アルミからの全塗装膜厚です。

小数点1位まで表示されており、かなり高精度ですね!

次の画像が今作業中の“R33GT−R”のボンネットの各ポイントにおける測定値です。

IMG_0790a.jpg

このデータを画像管理し、毎回の研磨時に、

減少量を算出し、膜厚管理を行なっております。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

塗装の層は下塗り・中塗り・上塗り・クリアーと4層構造で・・・

トップコートのクリアー層(30〜40ミクロン)を磨いているわけで・・・

30〜40ミクロンと言いますと、タバコの包装フィルム1〜2枚分の極薄さです。

ここが磨き屋の勝負の領域なんです。

複数回(毎年施工)研磨する車は特に緩急つけて、

1回の研磨量の最適値を設定しております。

簡単に言えば、磨きすぎずに光沢を出すということですね!