当ブログでは、塗装の膜厚についてよく語っておりますが・・・
もうちょっと分かり易く具体的に説明したいとおもいます。
下の画像が膜厚計です。
今の表示は99.8ミクロンとなっておりますが・・・
これがベースの鉄板・アルミからの全塗装膜厚です。
小数点1位まで表示されており、かなり高精度ですね!
次の画像が今作業中の“R33GT−R”のボンネットの各ポイントにおける測定値です。
このデータを画像管理し、毎回の研磨時に、
減少量を算出し、膜厚管理を行なっております。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
塗装の層は下塗り・中塗り・上塗り・クリアーと4層構造で・・・
トップコートのクリアー層(30〜40ミクロン)を磨いているわけで・・・
30〜40ミクロンと言いますと、タバコの包装フィルム1〜2枚分の極薄さです。
ここが磨き屋の勝負の領域なんです。
複数回(毎年施工)研磨する車は特に緩急つけて、
1回の研磨量の最適値を設定しております。
簡単に言えば、磨きすぎずに光沢を出すということですね!