バッテリーの劣化状況を数値で判断する技術をちょっと紹介します・・・

CCA値(コールドクランキングアンペアー)といいまして、

気温−18℃の状態で放電させ30秒目の電圧が7.2Vになった時にそのバッテリーが出せる容量(アンペアー)のことです。

簡単に言いますと、始動性能と考えてください。

このCCA値は欧米と中心に広く規格として使用されております。

そのバッテリーがもっている基準CCA値の70%以下になるとバッテリーは機能できなくなると言われております。

ところで、昨日フィルム施工で入庫されました“アリスト”のデータは次の通りです・・・

基準CCA値:475

パルス充電前のCCA値:200

基準の半分以下ですので、普通は即、廃バッテリー扱いですね!

ここまでCCA値が落ちていますと、パルス充電を施工しても、復活はあまり期待できないと思われますが・・・

一晩パルス充電してみますと、やはりCCA値は245までしか上がりませんでしたので・・・

オーナー様には早めのバッテリー交換を提案させて頂きました。